WISHの情報見聞録 › 一言語る
2011年05月13日
大切な人からのメール!
一年ほど前だった思うけど、父の元同級生が我が家に訪れた。
私達に手みやげのケーキなどを振る舞ってくれて、なんでも無い会話を少し交わした後、なんと無く神妙な雰囲気になった。
父に何やら相談をしに来たようだった。
こんな変わり者の父に何の相談をしに来たんだろうと、少し離れた所から会話を聞いていた。
仕事をやめて、自分で店を始めたいということらしい。
自己資金だけでは足りないので、どこかから借りてきてどうにか店を出せる資金はつくれそうだという。
しかし、借金までして店をだして、上手くいかなかった時のことを思うと、
今一歩踏ん切りがつかないと言うような話の流れだった。
「思い当たる限りの最悪の事態を紙にかきだしてみろよ」と父はペンを差し出す。
売上が伸びず赤字経営が続くとか、
食中毒を出すとか、
父の友人はそれを口にしながら、真面目に紙に書き込んでいた。
散々書き込んだあたりで父は
「怖い順に数字を書き込んでみ」と言った。
あれこれ考えながら、言われた通りに順位を付けている友人に父は続けて言った。
「あ、その中にこの項目を一つ、追加でいれてみようか
『失敗が怖くて何も始めないまま人生を終える』
ってのを・・・」
ペンを止めて父を見上げた友人に父が続ける
「今の、何番目に怖い?」
ずいぶんと長い間沈黙が続いた後、
「ま、がんばれ」と父は軽く言った。
父の友人は今でも頑張って店を切り盛りしている様です。
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失敗が怖くて何も始めないまま人生を終える・・・
人の命は有限ですっ!
生きている間しか、生きられない!!!
生きている今を生きるぜよ!
【おーい、愛してるよぉー☆】
「人間、どない生きても一生は一度だす。
自分さえ信じていたら、
どんな阿呆な生き方でも本望やおまへんか。」
by 花菱アチャコ(大正〜昭和の漫才師・俳優)
僕には、ご指導頂ける大切な先輩方がいます